

正直なところ、今期は個人的にいまいちピンと来るアニメが見当たらないのですが、完全新作の中でもひときわ存在感を放っていると思うのが『Fairy gone フェアリーゴーン』という作品。
すでにネット上では「覇権アニメかも」といった声もちらほらあるようです。
キービジュアルもなかなかカッコいい感じ。王道ダークファンタジー的な臭いがプンプンします。
あの「P.A.WORKS」が制作に携わっているという事で、それだけでも個人的な期待度は上がってしまいますね。これまでに『True Tears』『花咲くいろは』『SHIROBAKO』など数々の名作を生み出してきたアニメーション制作会社です。
>>Fairy gone フェアリーゴーン 第一話『灰かぶりの少女』
残念ながらリアルタイムで見る事はできなかったため、ニコニコ動画さんで視聴させていただきました。最新話については毎週無料でアップされるようなので、地域の関係などで見る事が出来ない方は要チェックです。
設定・世界観をざっと確認

妖精が戦争の兵器として利用されている
フェアリーゴーンの世界においては、妖精が戦争における兵器として用いられてきたようです。
こんな感じでスカイフィッシュのような見た目をした妖精が存在し、動物へ憑依する事で不思議な力を宿すのだとか。
妖精の力を宿した人間は「妖精兵」と呼ばれ、スタンド?ペルソナ?召喚獣?的なものを操る事で戦いに身を投じます。

妖精を操るもの「妖精兵」は存在自体が違法
なお、メインストーリー上の時間軸においては、妖精兵が武器として重用されてきたのは過去の話であり、今となっては存在自体が違法なものとなっているようです。
一応、すでに戦争はある程度の収まりを見せたという設定という事なので、強大すぎる力は逆に排除の対象になってしまったのかもしれません。
妖精兵が取るべき選択肢は2つ。大人しく捕らえられるか、もしくは政府の手先として『ドロテア』と呼ばれる機関へ入り、今度は自分自身が妖精に関連する事件の捜査にあたるか。
主人公のマーリヤもとある一件をキッカケに妖精の力を宿してしまったわけですが、彼女は後者を選択しました。

個人的な感想
「掴み」としては悪くない1話でした。妖精を用いたバトルという事で、バリバリのダークファンタジーが期待できそう。物語の舞台もひと昔前の西洋チックな感じで味があります。
P.A.WORKS作品なので絵も綺麗ですし、OP・ED曲ともに作品の世界観とマッチしていたのではないかなと。
主人公の覚醒シーンとか、もろ『ペルソナ』って感でしたよね。異能バトル系が好きな人にはハマりそうです。
ちなみに、妖精だけでなく能力者同士のリアルファイトも有り。
おそらくキーパーソンであろう主人公の旧友ヴェロニカ。当分はこの娘の目的が何なのかを考察する事になりそうです。
あと、Cパートで登場した怪しげな人物はまさかのCV子安武人さん。絶対ラスボスですやん…。
