編集長
この記事では『かぐや様は告らせたい』というアニメは面白いか、つまらないか、個人的な感想について重大なネタバレを伏せながら語っていきたいと思います。

 

ストーリー・あらすじ

ジャンル 学園、ラブコメ、ギャグ
制作 A-1 Pictures
監督 畠山守
構成 中西やすひろ
デザイン 八尋裕
音楽 羽岡佳
話数 全12話
声優 古賀葵、古川慎、小原好美、鈴木崚太、花守ゆみり、etc.
あらすじを読む

将来を期待されたエリートたちが集う名門校・秀知院学園(しゅうちいんがくえん)。その生徒会のメンバーである副会長・四宮かぐやと会長・白銀御行はお互いに惹かれ合っているものの、高すぎるプライドが邪魔をして半年が経っても告白することが出来ない。素直になれない二人は、いつしか自分から告白することを「負け」と捉え、「いかにして相手に告白させるか」ばかりを考えるようになり、権謀術数の限りを尽くした“恋愛頭脳戦”を繰り広げる。(引用:Wikipedia

一行で表現するならこんなアニメ
プライドの高い2人の男女がその天才的な頭脳を駆使してどうにか相手に告白させようとあれこれ策を巡らせるも、肝心の恋愛経験がゼロなために毎回まるで「勘違いコント」のような結末に終わってしまう青春ギャグラブコメ

 

天才たちによる恋愛頭脳戦

かぐや様は告らせたい 画像①

本作は、勉学においては超エリートなのに恋愛に関してはからっきしダメな2人の天才「四宮かぐや」「白銀御行」を中心に繰り広げられる学園青春ラブコメ。

 

お互いの目的はただ一つ、「相手に告白させる」事にあります。

 

とにかくプライドが高すぎる2人は「恋愛は好きになった方が負け」という価値観を有し、両想いにもかかわらず自分からは決して一歩を踏み出そうとはしません。

 

やがて2人はその超人的な頭脳を駆使し、いかにして相手から告白させるかあれこれと策を張り巡らせていく事に。

 

もっとも、度を越した推測による勘違いによって毎回コントのような形で終わってしまうという残念な流れが定番になっています。

編集長
勉強はできても恋愛経験はゼロ。そんな2人の不器用すぎる恋愛劇がとても笑える作品ですね。

 

作品の見どころ

 

何もかもが大げさな演出

白銀御行 かぐや様

本作はあくまでも学園ラブコメ。

 

映画への誘い、連絡先の交換、相合傘などシチュエーションとしては定番のものばかりです。

 

しかし、そんな些細な出来事であってもこの作品は全力で馬鹿を繰り広げてくれます。

 

かぐや様 白銀

 

視聴者的には「いやいや、普通に誘えば良いだろw」とツッコミたくなる場面であっても、彼らにとっては「これを言えば相手はこう切り返してくるに違いない、ならば…」といった緻密な駆け引きのオンパレード。

 

ありがちな日常のシーンをよくもまぁここまで情熱的な描写に仕立て上げたなといちいち感心させられます(笑)

 

かぐや様 神経衰弱

また、たびたび挿入されるデカ文字やノリノリのナレーションなども物語を盛り上げてくれる要素ですね。

 

声優さんたちの演技も非常に素晴らく、過剰なまでの演出にも決して負けないほどの迫力を感じました。

 

正直、最初にキャスト一覧を見た時は知らない声優さんも多くて不安だったのですが、全話を見終わった今では「もうこの人以外考えられない」と思えるほどに自分の中では馴染んでいます。

編集長
何でもないような事でも無理やり情熱的なドラマへと仕立て上げる。そんな思い切りの良さがこの作品における魅力の一つでしょう。

 

テンポの良い3本立て構成

個人的に良いと思ったのが、1話ごとに7分程度のエピソードが3本立て構成になっているところ。

 

『サザエさん』みたいな感じですね。

 

たまに話の内容が連続している事もありますが、基本的には毎回異なったテーマで進行していくので間延びせずにテンポ良く見れます。

編集長
良い意味で「雑に」視聴する事ができるため、作業用アニメとしてもぴったりだなと感じました。

 

サブキャラクターまでもが魅力的

 

メインキャラである「四宮かぐや」と「白銀御行」の存在感が濃いのは言わずもがなですが、この作品は脇を固めるサブキャラもそれぞれかなり個性的で面白いです。

 

かなりの天然で無意識のうちにかぐやと白銀の勝負を台無しにしてしまう「藤原千花」、人間観察力が高く毒舌であるがゆえにたびたび地雷を踏む「石上優」、常に気怠そうな雰囲気を醸しつつも職務には忠実なかぐやの侍女「早坂愛」など、一癖も二癖もある人物たちが物語を盛り上げてくれます。

 

自分はあまりわちゃわちゃとキャラが登場する作品は好きではないのですが、本作に関してはそのカオスぶりが逆に楽しめました。

編集長
それだけ各キャラの良さを無駄なく引き出せている証拠ですね。

 

キャラクター紹介

四宮かぐや(CV:古賀葵)

四宮かぐや

本作における主人公の1人であり、総資産200兆円を超える巨大財閥「四宮グループ」の長女として生を受けた正真正銘のお嬢様。生徒会においては副会長を務めます。

 

勉学はもちろん芸術・音楽・武芸などあらゆる分野に精通している万能型の才女で、そのせいか他人を見下したり利用したりする傾向が強めです。

 

プライドも非常に高く、もう1人の主人公「白銀御行」に対して少なからずの好意を抱いているものの基本的に自分からは行動起こさず、あくまで恋愛的に優位な立場につこうとあれこれ手段を講じていきます。

 

パッと見の紹介文だけ見ると「性格が悪そうな女の子」に映るかもしれませんが、困っている人を見かけたり自分への相談を持ち掛けられた際には相応の責任感を持って対応するなど心優しい一面もあり、実際にはなかなか憎めないキャラでした。

 

早坂愛 可愛い 11話 16

また、金持ちゆえの非常識さも兼ね備えており、「IT分野に関して疎い」「性知識は小学生レベル」などポンコツな一面も。

編集長
「やる時はやる、でもダメな時はとことんダメ」という振れ幅の大きさも彼女の大きな魅力と言えるでしょう。

 

白銀御行(CV:古川慎)

白銀御行

本作におけるもう1人の主人公であり、偏差値77を誇る「秀知院学園」のトップに君臨し生徒会会長まで務めるエリート中のエリート。

 

才能型のかぐやとは対照的にどちらかと言えば努力型の人間で、1日10時間の勉強に加えてアルバイトもこなすなど日々苦労している様子です。生活についても金持ちばかりの登場人物の中ではかなり庶民的だったり。

 

生徒会長を任されている以上、基本的には善良な人間性の持ち主であるものの、やはりかぐやと同様にプライドは高く、恋愛に関しても相手からの行動を促す事で自らは優位に立とうとするスタンスを貫きます。

 

かぐや様は告らせたい 画像

ただ、あまりにも度を過ぎた邪推によってかえって自分が不利になってしまう事も多く、かぐやとの頭脳戦は勝ったり負けたりとまちまちな結果の繰り返し。

 

シリアス回などの「ここぞ!」という瞬間は主人公ならではの男らしさを見せてくれるものの、普段はやはりかぐやと同じくポンコツな一面が目立つキャラでした。

編集長
なんだかんだで良いヤツなので、ラブコメの男主人公にしてはかなり親近感の沸くキャラだと思います。

 

藤原千花(CV:小原好美)

藤原千花

本作におけるヒロイン(らしい)で、政治家の家系生まれ。生徒会では書記を務めます。

 

かなりの天然ボケで、悪意こそ無いもののかぐやと白銀の勝負を台無しにしてしまう事もしばしば。そのたびにかぐやからひんしゅくを買っていました。

 

頭の良し悪しは別に基本的にはおバカちゃんなので、殺伐としたシーンにおける緩衝材になる事も多く、見ていて何かと和むキャラです。

編集長
典型的なアホの子。ただ、その快活さゆえに話が大きく動く事も多いので要注目のキャラだと感じました。

 

石上優(CV:鈴木崚汰)

本作における裏主人公(らしい)。零細玩具メーカーの次男として生まれ、その会社の経理を任されている事を白銀から買われ、生徒会では会計を務めています。

 

他人の素性を見抜く力に長け、なおかつ毒舌であるためうっかりと地雷を踏んでしまう事も多く、特にかぐや絡みの件では数々の痛い目に合ってきたようです。

 

石上優 ③

また、基本的にネガティブな側面が強く、エンジンがかかるともう大変。普段ではあまり耳にする事も無いような暴言を吐きまくります。

編集長
最初は「なんか陰キャラっぽいのが出てきたな…」と自分的にはあまり好感触ではなかったのですが、回を増すごとに彼の面白さがわかって最終的にはかなり好きなキャラになりました。

 

早坂愛(CV:花守ゆみり)

かぐやの侍女を務める金髪碧眼の美少女で、アイルランド人のクオーター。かぐや素性を知る数少ない人物の1人であり、いつもワガママに振り回されているようです。

 

職務を円滑に遂行するためにいくつもの顔を使い分けているらしく、クールな侍女、人当たりの良いギャル、清楚なメイドなど様々な表情を見せてくれます。

 

早坂愛 6話 ギャル 可愛い ④早坂愛 9話 可愛い⑥

生徒会メンバーではないため、他のキャラに比べると登場回数はやや少な目ですが、その有能な働きぶりにより抜群の存在感を放っていました。

編集長
なかなか進展しないかぐやと白銀の恋愛をサポートしてくれるキャラでもあり、言ってしまえば「視聴者の代弁者」的な存在です。我々がツッコみたくて仕方ない事を本人たちにバンバン言ってくれるのでそれがまた痛快だったり。

 

 

総評

文句無しに面白い神アニメ!

 

全話見終わった感想としては、もう文句無しに面白かった。

 

僕はどちらかと言うとシリアス寄りの作品が好きなので最初はあまり期待していなかったのですが、想像以上に引き込まれてしまいました。

 

出てくるキャラは皆魅力的だし、話のテンポも良い。作画崩壊などのトラブルも無かったので、最後まで安心して見れましたね。

 

ラブコメにありがちな「中だるみ」を感じる事も無く、むしろ後半に向かって楽しさがより加速していくような構成になっていたような気がします。

 

登場人物が増える事で「幅」ができるからでしょうか。とにかくキャラ同士の掛け合いが面白おかしく、次のエピソードが待ち遠しかったです。

 

基本的にはギャグよりですが、時折シリアスな展開もあり、締めるところは締める。そんなメリハリも心地よかった…。

 

ギャグ系漫画のアニメ化というと、かえってコケてしまう作品も多いですが、この作品に関してはアニメ化して本当に正解だったと感じますね。

 

ここ最近見た作品の中でも間違いなくトップクラス。2期の制作を強く望みます。

 

ありきたりなラブコメに飽きた人はぜひとも見てみてください。

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